キクイモの成分が血圧、血糖を下げるのにとても有効

キクイモで糖尿病が改善した人も

最近、全国でキクイモを毎日の食生活に取り入れ、心臓病の重大原因になる心臓尿や高血糖の改善に役立てている人が急増しています。

健康診断で血糖値が高いと言われ、現在は夫婦で毎日、生のキクイモを食べているご夫婦についてです。
朝食ではキクイモを薄くスライスし、塩を少しふって食べるのがお気に入りだったそうです。キクイモをとりはじめると、それから血糖値が徐々に下がりはじめ、糖尿病と診断された4ヶ月後には、インスリン注射の治療をやめるに至りました。

奥様は、30代から降圧薬を飲んでいました。葉を飲んでも、最大血圧は140mmHG、最小血圧は95mmHGと高めだったそうです。ご主人同様に生のキクイモを薄くスライスして、自家製の梅酢に漬けたものを朝食で食べています。また、キクイモの葉も偶然手に入れたので、これに熱湯を注いでお茶にして、主人といっしょに飲むのを日課にしていました。
すると、5ヶ月後にあれほど140mmHGから下がらなかった血圧が120mmHGまで下がりました。

高齢化が進む日本には必須の食材

生のキクイモの根茎は、一般的にはまだまだ手に入りやすい食品とはいえません。そこで、最近では、もっと手軽にキクイモを食事に取り入れてほしいと考え、普及に取り組む動きも活発になっています。最近の主流はいつでも食べられるように加工した粉末です。粉末だからお茶だけでなく飲み物や料理に混ぜ合わせて簡単に摂取できます。食前に摂るのが効果的ですが、食前にお茶で1杯飲み、食事中にもお味噌汁などに入れて飲むとさらに効果アップです。血糖値の上昇を防ぐことができます。キクイモの粉末はこちら

高齢化が進み、また、飽食の時代といわれる今の時代に、健康に役立つキクイモは、まさにピッタリの食べ物です。

キクイモは春に根茎を植えると、2過問程度で芽が出て、その後、2~4メートルまでに大きく成長します。あまり手がかからないので、育てるの簡単で、収穫は11月を過ぎてから行うのが一般的です。収穫まで、およそ半年という長い期問がかかります。しかも収穫すると生の状態では1週間程度しか日持ちがしません。

粉末なら手軽に利用でき、保存もきくのでおすすめです。

今、話題の根菜のキクイモは高血圧、高血糖の改善に効果大、試験でも実証済み

ドロドロだけでない!ベタベタ、ギュウギュウ、ギトギト、スカスカ血液はリスクが高い

突然死の現状という日本心臓財団のページを見ると、原因となるのは、圧倒的に心・血管系疾患に関係するものになっています。確かに突然死を招く重大な病気の原因となるのが、高血糖、高脂血症などの血液異常です。
さらさら血液にすぐに戻したいところですが、症状によってその解消法が異なるのです。

突然死のほとんどが血液異常による

秋~冬にかけて最低気温がぐんぐん下がる時期は突然死の発症率も比例して増加します。その突然死の死因を調査すると、9割以上が血液の異常により引き起こされています。冬に向けてこの血液の異常を正すことができれば突然死は予防できるということになります。
血液の異常とは具体的にどういったものを言うのでしょうか?大きく4分類することができます。血液のよくない状態を「ドロドロ」とあわらしますが、もう少し具体的にいうと4つになります。ちなみにドロドロ血液の原因のひとつは低体温です。体を温めることもとても大切です。
では早速、血液を具体的に4つに分類します。

  1. 糖分が過剰でベタベタ血液
  2. 脂が過剰でギトギト血液
  3. 血が濃すぎるギュウギュウ血液
  4. 血が薄すぎるスカスカ血液

です。この4種類の血液異常はそれぞれに異なる原因から引き起こされているわけですから、解消法も異なるのが当然です。ひとくちに血液をさらさらにするといっても血液の状態によって最適な方法を選ばないと逆効果になる場合もあるのです。

ベタベタ血液(糖分過剰)

こんな症状は要注意

  • 寝る前に空腹感がある
  • のどが渇く
  • 疲れやすい
  • 食欲はしっかり
  • トイレが近い

5つの症状のうち、2つが当てはまると「ベタベタ血液(高血糖)」の疑いがあります。
高血糖の原因は、脂質の摂りすぎ、運動不足ですが、特に冬は、暖房や厚着が体内のエネルギー代謝を悪くし、血糖値を上げてしまいます。これが糖尿病、腎臓病、脳梗塞などの原因になります。

天然繊維の肌着で血糖値が安定

人の体は、冬になると、血液を濃くする傾向があります。血中の糖分を多くして体を温めるエネルギーをつくろうとするのです。冬を越すために動物は肥えているのもこれと関連しています。したがってこの時期、ベタベタ血液を解消するには、暖房を弱め、薄着を心がけるのがよい方法です。体内から温めるために、血液中の糖分を代謝する働きが活性化し、高血糖を改善できるわけです。また、肌着は化学繊維よりも天然繊維のほうが、静電気によるストレスが少ないため、血糖値を安定させます。

食事は和食で酢の物を先に食べる

血液を糖分でベタベタにする最大の原因は、何といっても、高脂肪・高カロリーの食生活にあります。必要以上に摂取されたエネルギーが、糖のかたちで血液中にためこまれてしまうからです。したがって、ベタベタ血液をサラサラにするには、低脂肪・低カロリーの食生活を実践するのが最善の方法。
伝統的な和食ならば、この条件にぴったりです。なかでも酢の物は糖質の吸収速度を抑えるので、最初に食べておくと血糖値の急上昇を防ぐことができます。酢の物を作ることが難しい場合は、食前に酢を飲むといでしょう。黒酢についてはこちら

ギトギト血液(脂質過剰)

こんな症状は要注意

  • 階段で息切れ
  • 食事を残すことが嫌い
  • 肉料理が多い
  • お酒が好き
  • ストレスが多い

これらのうち、2つ以上が当てはまるという人は、「ギトギト血液(高脂血)」が疑われます。血中の脂肪は、ある程度は必要なのですが、多すぎると、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞につながり、たいへん危険です。50歳以上の女性の場合、総コレステロールの平均値でも要注意ラインを超えていますから、とくに警戒が必要です。

20分の散歩で脂肪を燃焼し、ストレス解消

余分な脂肪をためこまないようにする、というのが「ギトギト血液」を解消する重要なポイントになります。そのためにも注意したいのが、ストレスをためないということです。体内の余分な脂肪は、マクロファージという免疫物質が食べて排出する役割をになっていますが、ストレスがたまるとマクロファージの働きが鈍り、脂肪の排出が滞ってしまうのです。
その点で、冬はとくに注意を必要とします。というのは、寒さからくる外出不足、冬枯れによる色彩不足など、知らずしらずのうちにストレスをためる要因が少なくないからです。
この時期、ストレスを発散する効果的な方法としては、散歩がおすすめです。それも目的を持たないブラブラ散歩が最適です。常緑樹など緑の多いところを歩けば、色彩の効果もストレス解消を助けてくれます。また、20分以上歩けば脂肪燃焼にも効果的です。

ギュウギュウ血液(多血)

こんな症状は要注意

  • 眠れないことがよくある
  • 手のひらが妙に赤い
  • 肩がよくこる
  • 目が充血することがある
  • 尿の色が濃い

これらのうち、2つ以上に心あたりがある人は「ギュウギュウ血液(多血)」の可能性があります。血液中の赤血球が異常に多すぎる状態を多血といいます。とくに冬場など、水分の摂取量が少なくなると、赤血球の割合が高くなり、ギュウギュウとひしめきあっているような状態になりがちです。この状態を放置すると、心筋梗塞、脳梗塞、脳血栓などを引き起こす原因になりかねません。

1日1リットル以上の水分補給

ギュウギュウ血液の原因は、おもに血液中の水分不足なのですから、改善するには、とにかく水分を補給することです。水分であれば、お茶でもジュースでも、もちろん水でもかまいません。ただしアルコール類は、利尿作用が強く、逆に水分不足を招くことになりかねないので、ここでは除外します。
飲む分量は、最低でも1日に1リットルは必要です。ただし、それを一度に飲むのではなく、少しずつ取るのがコツ。体内に、つねに十分な水分を保つようにすることがポイントです。
水分摂取は回数、温度、量にこだわるが参考になります。

風邪をひいてしまったら水分摂取を多めに

風邪をひいたときも、水分補給はたいへん重要です。というのは風邪をひくと、肺機能が低下することから酸素の摂取量がふだんよりも少なくなり、血液中の赤血球が増加して「ギュウギュウ血液」の状態が進んでしまうからです。さらに、発熱があった場合、発汗などでますます水分不足になってしまいます。
したがって、風邪をひいたらかならず多めに水分を補給することが必要です。また、体内の水分不足が風邪を招いている場合もあります。冬に風邪が流行する原因のひとつは、空気が乾燥するからです。「冬になると風邪をひく」という人は、予防のためにも多めに水分を補給するとよいでしょう。

スカスカ血液(貧血)

  • 忘れをよくする
  • ボーッとすることがよくある
  • 疲れやすい
  • あくびをよくする
  • 爪の色が白っぽい

これらのうち、2つ以上が当てはまる人は「スカスカ血液(貧血)」の傾向があるかもしれません。「スカスカ血液」は赤血球が不足しているわけですから大変危険な状態です。
貧血の患者数は、近年、増える傾向にあって、現在、中高年女性のほぼ3人に1人が貧血ぎみであるといわれます。女性の場合、さまぎまな体調不良から「スカスカ血液」の状態におちいりがちですから、それが慢性化しないよう注意が必要です。

栄養補給と日光浴

「スカスカ血液」改善の第一歩は食事の工夫です。まず、赤血球のもととなる鉄分を多く含む食品(ヒジキ、ノリ、アサリ、レバーなど)を積極的に取ること。また、鉄分の吸収を助ける働きのあるビタミンB6(サバ、マグロ、バナナ、さつまいも)など、ビタミンB2(シジミ、牡蠣、スジコ、タラコ)を同時に摂るようにします。そして冬は特に積極的に太陽に当たることで体内にビタミンDが生成されて骨の形成を促進。その骨が赤血球をつるからです。1日10分で十分に効果的です。
鉄不足でめまい・貧血が起こり、集中力や思考力が低下する

老化を遅らせるための3大項目、ベスト3を実行して血管をもっと元気に

血管をもっともっと若返らせることが、イコール「若返り」ですが、これもあれも…とたくさんの情報があふれてどれを意識したりがんばったりしたらいいのかがわからなくなってしまいます。そんな人のために「若返りのベスト3」を紹介したいと思います。
老化を遅らせるためのには

  1. 活性酸素の除去
  2. 病気・事故の防止
  3. 適切な水分補給

です。

活性酸素の害

老化は、誰もが避けて通ることは出来ずにしかも治ることが期待できない唯一の病気ともいわれています。不老不死は、人間である以上夢物語といえるでしょう。しかし、老化を遅らせることは、努力次第で可能です。生きていくためには、摂取した栄養分を体内で燃やしてエネルギーを作り出すために「酸素」を必要としますが、その過程で「活性酸素」が発生します。
さらに、過剰な運動をしたとき、強いストレスを受けているとき、喫煙などでも多く発生します。活性酸素は、体内に侵入した細菌を殺したり、消毒作用を発揮したりして重要な働きをしていますが、一方で活性酸素は「諸刃の剣」で、体をサビつかせて老化の促進、がん細胞の発生、動脈硬化など生活習慣病の原因となることも知られています。

体内では、発生する活性酸素の書から身を守るために「抗酸化酵素」が作られていますが、加齢とともにその働きも低下していきます。活性酸素の除去が期待される栄養成分としては、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛やセレンなどのミネラル、ポリフェノールなどがあります。これらの成分を含む食品としては、次のようなものがあります。

ビタミンC

いちごやレモンなどです。

ビタミンE

アーモンド、ピーナッツ、うなぎなどです。

亜鉛

かき、チーズなどです。

ポリフェノール

赤ワイン、プルーンなどです。

ストレスが多い人が必要なビタミンはこちらです。

病気と事故に気をつけて、寝たきり予防

老化が問題になるのは、老化が進むと病気になる可能性が急増するのと同時に、事故を起こしやすくなるからです。加齢により体のバランスがとれにくくなり、体を動かすことが少なくなるため筋力が容易に低下し、転倒しやすくなります。それまで元気でばりばり働いていた人が脳梗塞や心筋梗塞をきっかけにどんどん体の状態が悪化してしまうケースもあります。最近は、40代前半でこのような状態になる人も増えています。

つい去年まで楽にできていたことが急に今年からできなくなったりします。子供の運動会でお父さんが転倒しまくるのも加齢によりうまく走れないのです。ただし、普段から走ったり運動をしているお父さんはそれなりに走ったりができます。
また、視力の低下や、脳梗塞やパーキンソン病などの病気でも歩行が困難になるため転倒しやすくなります。だ転倒したときに大腿頚部(下肢の付け根)を骨折したり、頭を打って頭蓋内に血の塊ができ、認知症と似たような症状が出る「慢性硬膜下血腫」をきたしたりします。
こうした事故や病気によって長期間の安静が続くと、さまざまな身体機能がん著しく低下することで、寝たきりとなったりします。

体内の適切な水分量

人間の体の60% は水分で出来ています。加齢による身体機能の変化のひとつに、この水分量が減少することがあげられます。運動や入浴で汗をかいたときには脱水状態になりやすくなります。脱水は、血液の粘調度を高める、いわゆるドロドロ血になるため血管が詰まりやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくします。

また、加齢によりのどの渇きを自覚しにくくなることもあります。こまめに適量の水分を補給することが大切です。ただし腎機能が低下している高齢者では、水分の摂りすぎは負担を掛けるので注意が必要です。1日に必要な水分量は年齢や体重など人によって異なりますが、味噌汁などの料理に含まれる水分も含めて、1~2リットルといわれています。冷たい水ではなく、常温の水を1日に何回もにわけて飲むのがポイントです。
若さを保つならやっぱり抗酸化力が強力な活泉水がおすすめです。
6~7割が水分なのですから少し質のいい水を摂るのが健康にいいことは言うまでもありません。無農薬野菜や有機野菜なんかも大切ですが、やっぱりまずは水です。

ドロドロ血液を防ぐ生活習慣・食習慣

本格的な夏に向けて

暑い夏は、よく汗をかくことから脱水症状になりやすく、結果、血液がドロドロの状態に陥りがち。それどころか、ドロド○血液がもたらす環境によっては、動脈硬化を引き起こしやすく、脳卒中や心筋梗塞といった重篤な疾患を引き起こす原因にもなりかねません。

よく耳にする「ドロドロ血液」って?

本来、「ドロドロ血液」「サラサラ血液」は、医学的な言葉ではありませんが、血液の状態の良し悪しを表現する言葉として、象徴的に使用されています。TVなどでもよく耳にし、なんとなくイメージできている悪い血液の状態です。そして、血液をドロドロにする原因は大きく2つに分けられます。
1つは、脱水や多血症により、血球成分が異常に増殖して、血液が濃< なったり、固まりやす< なる場合です。
そしてもう1つは、糖尿病や脂質異常、高血圧、肥満や喫煙など、動脈硬化を引き起こすさまざまな因子・生活習慣によってつくられる血液の状態そのものですもつまり、動脈硬化の予防こそが健康のキーポイントといえ、ここでは後者に述べた動脈硬化を引き起こすドロドロ血液を防ぐための情報です。

血液と血管の役割

血液の中には、赤血球、白血球、血小板の血球成分と、水分やたんばく質、糖皆只などを含む血嬬邪成分があり、細胞に栄養素や酸素を運んだり、老廃物の運搬、免疫作用など、人体にとって重要な役割を果たしています。しかし、日常生活において、運動不足や栄養の偏り、喫煙や飲酒などの積み重ねで、いつの間にかドロドロ血液に陥っている人も少な< ありません。以下のチェック表で、自分の血液の状態を考えてみましょう。

血液ドロドロ度チェック

  1. 食べ物の好き嫌いが多い
  2. 1週間に3回以上の外食
  3. 魚より肉好き
  4. 野菜がきらい
  5. 甘いもの好きで食後のデザートは欠かせない
  6. 朝食は食べない
  7. 揚げ物、フライ、天ぷらなどが好き
  8. 食事の時間が不規則で夜9時過ぎに食べることも多い
  9. 早食い
  10. そば、ラーメンは汁まで飲む
  11. おなかいっぱいたべないと気がすまない
  12. 毎日晩酌をする
  13. たばこを吸う
  14. 腹まわりの脂肪が気になる
  15. スポーツは滅多にしない
  16. ストレスが多い
  17. 親族に心筋梗塞や狭心症、脳卒中になった人がいる
  18. 45歳以上の男性または、閉経している

結果判定

  • 9個…血液ドロドロ度がかなり高いです。動脈硬化がかなり進行している可能性が。生活習慣病になる危険性が高いといえます。
  • 4~8個…血液サラサラとはいえない状態です。このままの生活を続けていれば、動脈硬化が進んでしまいます。
  • 3個以下…いまのところは安全圏内ですが、油断は禁物。血液サラサラの状態が維持できるよう、いっそう健康的な生活を心がけて< ださい。

血液ドロドロ注意生活習慣

  • 夜遅い時間に夕食や夜食をとる→摂取エネルギーを消費しきれない(肥満)
  • 味見をしないうちに調味料をかけてしまう→塩分の過剰摂取により血圧が高くなる(高血圧)
  • 食後にミルク・砂糖をたっぷり入れてコーヒーを飲む→エネルギーとう糖分の過剰摂取(肥満・血中脂質の上昇・血糖値の上昇)
  • ケーキや甘いものが好き→糖分の過剰摂取(肥満・血中脂質の上昇・血糖値の上昇)
  • 外食、市販の弁当、ファーストフードが多い→エネルギー、脂肪、塩分の過剰摂取(肥満・血中脂質の上昇・血糖値の上昇・血圧の上昇)
  • 飲酒→中性脂肪やエネルギー摂取過多→肥満・中性脂肪値上昇

初期の動脈硬化でも

動脈硬化の進行には、中性脂肪とコレステロールが大きく関わっています。どちらも生命維持に欠かせない物質ではあるものの、血液中にLDL(悪玉コレステロール)が増えすぎると、血管壁に蓄積し、動脈がダメージを受けます。また、中性脂肪は、VLDL(リポタンパク)という物質に乗って、血液中に運ばれますが、V LDLが増えすぎると、より悪玉の「スモールデンスLDL」がつ< られ、さらに余分なコレステロールを回収するHDL(善玉コレステロール)が減少してしまいます。
LDL自体は悪玉ではなく酸化により真の悪玉に変わって血管壁に蓄積します。こういった状態が続くと血管の内側におかゆのようなドロドロした塊ができ血管内を狭くします。これを粥状硬化とい一般的な動脈硬化とはこの場合を指します。
動脈硬化は初期には自覚症状がなく突然、脳血栓や脳出血などを引き起こし、急に言葉がでない、字が読めなくなる、手の麻痺が起こるといった脳卒中の症状が現れます。
また、心筋梗塞、狭心症などを引き起こし、命を落とすことにもなりかねません。動脈硬化は進行するほど危険な状態なるイメージですが、実は、初期段階でも命に関わる重篤なケースもあります。
早期発見、早期治療しなければなりません。

生活習慣の見直し

ドロドロ血液や動脈硬化と深く関係する疾患である、脂質異常症や糖尿病、肥満、高血圧などの早期発見治療のために、最低でも年1回の定期的な健康診断を受診するようにしてください。どの疾患においても、生活習慣の改善が基本になりますが、偏った食生活にも注意して、さまざまな食品をバランスよく摂取しましょう。また、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、血液の循環をよくし、血管をしなやかにするのに有効です。20分以上かけておこない、無理なく持続させることが最も効果的です。
一般的には、40代からコレステロールや中性脂肪が上がり、メタボ体型へと変化していきます。20代の体重が理想的と言われますが体重測定も入浴前に行う日課にしてしまうといいでしょう。

血糖値を抑える桑の葉茶

糖尿病は気づくのが遅れることが多い

糖尿病は、ひと言でいって、血液中のブドウ糖(血糖) が、異常にふえてしまう病気です。糖尿病で高血糖の状態が続くと、腎臓に障害が起こり人工透析が必要となります、
現在、人工透析患者は30万人を越える勢いです。これは、糖尿病による合併症が大きな要因となっています。

カメラのフィルムにあたる目の網膜に障害が起こつて失明する、体の一部が死んで腐ってしまう壊疽が起こって脚の切断が必要になる、などの恐ろしい事態が引き起こされます。また、高血糖は動脈硬化を進行させ、心臓病や脳卒中などの原因になるなど、な合併症を起こします。
糖尿病の合併症についてはこちら

このように合併症の怖い糖尿病を防ぐことはできないものでしょうか。

それは、糖尿病になりにくい食生活を続け、適度な運動と規則正しい生活習慣を守ることによって可能となります。
しかし、さらにより有効な方法は、糖尿病の発病を抑制できる物質を含む食品を継続的に摂取することです。
糖尿病を予防するそのような食品の候補として、桑の葉に注目し、実験を行っています。桑の葉は、カイコの餌として知られていますが、その根の皮は消炎、利尿、鎮咳などのほか、中国では糖尿病薬として用いられています。
桑の葉も糖尿病の薬として長い間、用いられているようですが、その解明はほとんどなされていませんでした。

地方によってはかなり前から桑の葉をお茶にして飲んでおり、現在では市販の桑の葉があります。手軽でおいしい桑の葉茶が、これからますますふえると考えられる糖尿病の予防に役立つのです。

血糖値が高く医師に生活習慣、食習慣の改善を言われている人は試しにのんでみるといいかもしれません。

糖尿病には、オリーブ油入りの野菜ミックスジュースが効果的

味も美味しいから続けられる

糖尿病は、血液中のブドウ糖が多すぎる高血糖の状態が常に続き、そのため血管が傷んでくる病気です。本来、食事から摂り入れた糖質は、体内でブドウ糖に分解され、腸から吸収されます。
このブドウ糖が体の細胞の内に運ばれ、エネルギーとして利用されるには、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが不可欠なのです。
糖尿病の人の場合、インスリンの分泌が不足したり、働きが悪くなったりして、ブドウ糖が血液中に利用されずにたまって血糖値が高くなります。
したがって、糖尿病の人の場合の食事法は、総摂取エネルギーを必要限度にとどめるだけでなく、血糖値を急に上昇させるような食事をしないことに注意を払う必要があります。
また、血管を傷みやすくしないよう、ビタミンC 、ビタミンE、β カロチンといった抗酸化ビタミン(酸化を防ぐ働きをするビタミン) を十分に摂ることが必要です。
糖尿病の患者さんに勧めているのがオリーブ油入りの野菜ミックスジュースです。

オリーブ油入りの野菜ミックスジュース レシピ

小松菜200 g 、キャベツ1~2枚、パセリ2~33 本、ダイコンまたはカブの葉1本分、セロリ1本、バナナ2本、リンゴ半分、キウイ1 個、レモン汁(レモン半分)、エキストラバージンオリーブ油1人分につき小さじ1杯、これらの材料に限らず、お好みで季節の野菜(特に緑黄色野菜) と果物を組み合わせてもよいでしょう。
野菜は、旬のものを使用すればビタミンの含有量が3~5倍多くなります。ただし、甘みやとろみの決め手となるバナナと、材料の変色や酸化を防ぐレモン汁は必ず加えてください。

手順

  1. レモンとオリーブ油以外の材料をすべて3~5 cmのざく切りにする。
  2. 材料を適当な深さの容器に入れ、レモンの搾り汁を加えて、コップや容器の中で野菜や果物をつぶすことのできる調理器具(「バーミックス」など)でつぶす。ない場合は、ミキサーを使ってもよい。
  3. バーミックスはこちら

  4. なめらかな状態になったら、器に入れ、エキストラバージンオリーブ油を1人分当たり小さじ1杯ずつかけます。

これで、野菜ジュースの出来上がりです。ドロッとしているので、飲むというよりも、スプーンで「食べる」ジュースです。
これを、毎朝カップ1杯分くらい食べます。つぶすと生に比べて野菜のかさがへるので、たっぷりと食べられます。
忙しい朝でも、このジュースなら5分ほどで手軽に作ることができるので、毎日続けられるでしょう。
特に、容器の中でじかにジュースを作れる器具であるバーミックスを使えば、素材の味が生きておいしく仕上がりますし、片付けもさっと洗い流すだけですみます。バナナやリンゴのほどよい酸味と甘みで味わいがまろやかになるため、野菜が苦手な人でも食べることができます。

ビタミン類や食物織維がたっぷリ摂れる

オリープ油入り野菜ジュースは、ビタミンやミネラルどの栄養素が豊富です。中でも、食べた後の血糖値の上昇を穏やかにするのに役立つのが食物繊維です。
食物繊維は、ブドウ糖の吸収を緩やかにして血糖値の急激な上昇をおさえる働きがあります。食べた物は胃の中でドロドロしたかゆ状にされますが、食物繊維が多いとこのかゆ状の食物の粘度が増して、腸からの栄養素の吸収を穏やかにします。
その結果、血糖値の急激な上昇をおさえ、インスリンを分泌する膵臓の負担を軽くして糖尿病の改善に役立つのです。
さらに、食物繊維は胃腸の働きを活発にして便通を促すと同時に、食べた物に含まれる有害物質やコレステロールを便中に取り込んで、腸からの吸収を妨げる働きもあります。
食物繊維は1日に20~30g摂ることが理想的ですが、オリーブ油入り野菜ジュース1杯で約8gを補うことができます。
そのほか、β カロチンやビタミンB2 、ビタミンB6 、ビタミンC 、ビタミンE などのビタミン、また、カルシウムや鉄などのミネラルも豊富です。β カロチンやビタミンC 、ビタミンE は、抗酸化ビタミンですから、動脈硬化やガンの予防に有効です。

時間がなくてオリープ油入り野菜ジュースを作る時間がない場合は、市販の無農薬野菜ジュースを購入してオリーブオイルを足してもいいでしょう。

杏は糖の吸収を抑制

杏の薬効

アンズは、古くからその薬効が注目されてきた伝統の食品です。原産国の中国で貴重な果物とされてきたばかりか、西洋の国々でも「黄金のリンゴ」と呼ばれて珍重されてきた果物です。
アンズの薬効として広く知られているのは、セキ止めや鎮痛の作用があります。
これは、種子の中のアミググリンという物質の働きによるものです。
アンズの種子はアンニン(杏仁) という名の生薬として用いられています。この種子に比べると、アンズの果肉のほうはあまり注目されていませんでした。ところが、アンズの果肉には、糖の吸収をおさえる働きがあり、糖尿病食としても有効な果物であることがわかったのです。

ごはんやパン、めん類などの炭水化物は、酵素という体内の化学反応を促す物質の働きにで分解され、最終的にブドウ糖となって小腸から血液の中に吸収されます。
健康な人が食事をすると、だいたい食後20~30分でブドウ糖となった炭水化物が血液中に吸収され、血液中のブドウ糖の濃度を示す血糖値はなだらかに上昇し、ゆっくりと正常値に戻ります。
ところが、糖尿病を患っている人や、糖尿病の傾向のある人は、食後の血糖値が急激に上がり、非常に高くなった後でストンと落ちるという独特な血糖値の変動曲線を描きます。このため、糖尿病の治療には、消化を促進する酵素の働きをできるだけおさえて、血液中にブドウ糖が入るのを遅らせる薬が用いられています。
このような薬は、炭水化物を最終的にブドウ糖に分解するαグルコシダーゼという酵素の働きをおさえるものです。
この薬と同じ効果をもたらす働きが、アンズにあるのです。
炭水化物を分解する酵素の働きをおさえることができる果物は何かを探りました。対象とした酵素は、唾液の中に含まれ、炭水化物分解の第一段階を担当するαアミラーゼ、そして小腸の中に存在し、最終的に炭水化物をブドウ糖に分解するαグルコシダーゼの二つです。実験は、果物を細かくして水に溶かし、それぞれの酵素の働きを半分にするために必要な果物の濃度を調べたものです。
酵素の働きを半減させるのに必要な量が少ないほど、酵素の働きをおさえる力が強いというわけです。実験の結果、アンズ(干しアンズ) は3%の濃度でαアミラーゼの働きを半分におさえました。
αグルコシダーゼの働きは8% の濃度で半分におさえました。ほかの果物と比べてたいへん高い効力が認められたのです。ほかの果物ではプラム、マンゴーにも効果がみられました。レモンやアボカドはαアミラーゼの働きをおさえる効果はありますが、αグルコシダーゼのほうにはあまり効きません。スイカの場合では、これら二つの酵素の働きを活発にしてしまいます。つまり、アンズは炭水化物を分解する第一段階と最終段階のいずれにも、効力を発揮する性質をもっているのです。なぜアンズはこれらの酵素の活性をおさえ、糖の吸収を遅らせることができるのでしょぅか。それは、アンズに含まれている成分に秘密があります。

血糖値調蔀のカギはアンズの渋みの成分

アンズを食べると、渋みを感じるでしょう。その渋みは、ポリフェノール類という、植物に含まれる色素や苦みの成分によるものです。
アンズはポリフェノール類の中でもカテキンという物質を非常に多く含んでいます。ヵテキンにはたんばく質にくっついて結合する性質があります。
酵素はたんばく質ですから、カテキンと結合しやすいのです。特に、酵素の活性中心という部分にカテキンが付着すると、酵素の活性が失われます。これによって炭水化物の消化作用がおさえられます。実験は試験管で行ったものですから、人がアンズを食べたときに実験と全く同じ効果が得られるとはいえません。食品の中にはスイカのように炭水化物の分解酵素を活性化するものもあります。食材の組み合わせも考える必要があるでしょう。しかし、糖の吸収をおさえる医薬品に肝機能障害の副作用があることが最近になって報じられています。
こうしたなかで、医薬品ではなく、したがって副作用の心配なく糖の吸収をおさえる働きをもつアンズを糖尿病食のデザートに用いるのは、たいへん有益であるといえます。
それでは、アンズはどのようにデザートに取り入れたらよいのでしょう。
干しアンズでしたら、素朴な味をそのまま味わうのもいいでしょう。日本のアンズは酸味が強く、生で食べるのには向かないものが多いので、生の果実を漬けて果実酒を作るのもいいですね。この場合もカテキンの効力は活かされます。これはカテキンが非常に水に溶けやすい性質を持つためです。注意したいのは、調理して用いる場合です。酵素の活性をおさえるカテキンは、長時間加熱するなど空気に触れさせると酸化して、働きが弱まってしまいます。干しアンズを煮込んでデザートにする場合には、深い鍋で空気に触れないように調理するといいでしょう。アンズに血糖値調節の成分が含まれているからといって、食べすぎては糖分の摂りすぎになってしまいます。目安として1日10g程度(干しアンズで2~3個) が有効だと思われます。アンズにはニンジンに匹敵するほどのβ カロチンが含まれています。ですから糖尿病の人に限らず、積極的に食事に取り入れたいものです。

中国の柳の葉のお茶で血糖値が100mg以上下がる

高血糖値が下がる

最近、中国で、青銭柳という柳の葉のお茶が開発され、糖尿病や高血圧に効果があると人気を集めています。
青銭柳は、中国・江西省の山岳部に自生する落葉樹で、糖尿病や高血圧に効果がある葉の形が中国古来の銅銭に似ているのでその名がついたといわれます。
このお茶について、中国の江西省中医学院などで150例以上の糖尿病患者を対象に行った試験の結果が報告されています。
それによると、育銭柳茶は血糖値を著しく低下させ、疲れやのどの渇きなどの症状を明らかに改善し、その有効率は73% でした。

実際につかってみた例です。血糖値が289mg/dlでした。健康な人では、血糖値の高い食後でも120~220mg/dlですから、高い数値です。
そこで、午前中と午後にそれぞれ1パックずつの青銭柳茶を飲んでもらったところ、飲み始めて1ヶ月で血糖値は168mg/dlに。2ヶ月後には117mg/dlと、ほぼ正常の範囲にまで下がったのです。
もちろん、その患者さんは食事や運動に注意し、生活習慣を正していたことでしょう。ですが、血糖値がこれほど下がるとは、生活の変化だけでは説明しきれません。
やはりお茶に効果があると考えられます。糖尿病には、インスリン依存型とインスリン非依存型とがあります。注射などでインスリンを補給することが不可欠のインスリン依存型の糖尿病に対しては、残念ながら青銭柳茶の効果はそれほど期待できないようです。
しかし、現代の糖尿病の9割以上を占めるといわれるインスリン非依存型の糖尿病に対しては、その効果が大いに期待できます。

効果の要因は、柳の成分のアスピリン

漢方の国、中国では、古くから柳の葉や枝を煎じて飲む習慣があります。かなり古い文献にも、柳のお茶が風邪の諸症状に効くと記されています。
これは、柳に含まれるアスピリンという成分の働きによるものです。アスピリンは鎮痛薬などとして家庭でもおなじみの医薬品で、西洋医学の薬と思われる人が多いでしょうが、元々は柳から抽出した漢方薬(柳葉) なのです。
アスピリンは、柳葉の成分を化学的に合成して作ったものです。アスピリンは鎮痛効果、解熱効果がよく知られていますが、血流をよくしたり、血管の詰まりを防ぐ作用があり、アメリカでは心臓病の予防薬としても利用されています。
一般に、心臓の働きに効を奏する薬は腎臓にも作用します。
人の体は、心臓、腎臓、肝臓がサークルを描くように関わりあっています。ですから、心臓の働きを高める薬が腎臓と肝臓にいい影響を与えることは、けっして珍しいことではないのです。
アスピリンもやはり、腎臓に作用して尿の出をよくする効果があります。さらに、アスピリンには糖を溶かす解糖作用があるのです。青銭柳茶には、柳のほかに山薬、甘革、黄芩などの生薬(漢方薬の材料) も配合されています。
育銭柳のアスピリンと同様の作用に加え、これらの生薬のもつ効能が協調して作用することで、糖尿病の症状である高血糖値や頻尿を改善することができるのです。
アスピリンは合成して作られているため、効き目が強い反面、眠気などの副作用の心配があります。
しかし、青銭柳茶は生薬でゆるやかに作用しますので、副作用の心配はありません。青銭柳茶は味もよく、料理との相性もいいものです。
飲むうえで特に注意することはありませんが、1つだけ、スパイスの効いた料理とは組み合わせないことです。特にワサビ、トウガラシ、コショウ、カレー粉などのスパイスは青銭柳茶の作用とけんかをしてしまうため、せっかくの効果が失われてしまうのです。

青銭柳茶はこちら。

たまねぎの強力な血糖値降下作用と血液さらさら効果

たまねぎの血糖値降下作用

疲れやすい、のどが渇く、トイレの回数がふえる、体重が減少といった症状が出て、これをほうっておけばまざまな合併症を引き起こす可能性があるおそろしい病気の代名詞が糖尿病です。
この糖尿病をはじめ、血液・血管にかかわる病気に対して、タマネギが著しい効果を現すことがわかってきています。
まず1923年、コリップという化学者が、タマネギに血糖値を下げる効果があることを発見しました。コリップは、膵臓を摘出したイヌにタマネギの抽出物を20日に1回の割合で注射するという実験を行いました。
通常、膵臓を摘出されれば、血糖値を調節する働きのあるインスリンが全く分泌されないので血糖値は急激に上昇し、犬は数日で死んでしまいます。
しかしこのイヌは、なんと66日間も生き続け、その間は、血液中のブドウ糖がほぼ正常にコントロールされていたのです。
また、イギリスのオーガスティン博士らのグループは、わざと糖尿病の状態にしたウサギにタマネギの抽出物を与える実験を行い、血糖値の上昇がおさえられることを確認しました。
さらにこのグループは、人間における実験でも、タマネギに血糖値の上昇をおさえる効果があることを実証。
タマネギには、糖尿病の治療薬のように血糖値を下げすぎる危険がないことや、腎臓に障害が起こるなどの副作用がないことも報告しています。
こうした糖尿病に対するタマネギの薬効は、タマネギの中の硫黄を含むさまざまな化合物、特にジサルファイド類あるいはチオサルフェート類という化合物によるものです。ここまでで、タマネギに血糖値を下げる作用があることはわかっていただけたかと思います。このことは、日本でも敷物実験や臨床的に確認されています。

たまねぎの涙が出る成分に驚きの効果がある

成人病検査や健康診断で注意したいのは、血糖値のほかにもコレステロールや血圧の数値です。
実は、タマネギには、こうしたコレステロール値や血圧を下げる作用まであるのです。インドの博士らは、高脂血症 においてタマネギがどのような効果をもたらすかを調べました。健康な男性40人を、40歳以上20人、40歳以下20人と2つのグループに分けて血液の変化を調べました。
まず、40人全員にわざと高脂肪食を食べてもらい、一様に血液中のコレステロール値が上昇することや、血液の粘度が高くなって血栓ができやすい状態になっていることを確認しました。
そして、その1週間後、前回と同じ高脂肪食に加えてタマネギのフライ60gをいっしょに食べてもらってから両グループの人の血液を調べたところ、年齢に関係なくコレステロール値の上昇がおさえられ、血栓が作られる傾向も全くみられませんでした。
高脂肪食を摂り続けると、血液はドロドロと粘度を増して流れにくくなり、血栓が生じやすくなります。
血栓ができる第一段階は、血液中の血小板の凝集です。さらにその後、複雑な血液凝固システムが働いて、最終的にはたんばく質の一種である繊維素が凝固して血栓を生じます。しかしタマネギを摂ることで、この血小板の凝集はおさえられ、凝固したフィプリンは溶けやすくなるのです。コレステロール値や血圧を下げるタマネギの有効成分として考えられているのは、催涙性物質です。
つまり、タマネギを刻むと目が痛くなって涙が出てきますが、この作用を持っている物質です。催涙性物質は、タマネギが傷つけられていないときは細胞内でイソアリインという物質として存在し、細胞が傷つけられると化学反応が起こつて催涙性の物質に変化します。
ですから、玉のままのタマネギよりも切り刻んだタマネギを食べるほうが得策です。このほか、サイクロアリインという成分にも、血栓を溶かす作用や中性脂肪(体内の最もありふれたタイプの脂肪) の値を下lヂる作用が認められています。

1食あたり50gを食べるのが理想

さらに、血圧を下げる作用のある物質もタマネギには含まれています。その成分は、体のさまざまな機能を調節するホルモンの一種であるプロスタグランディンのような物質であることが、最近の研究でわかってきました。
従来、タマネギの血圧降下作用は、硫黄を含む化合物が「血液や血管の状態を改善することによる間接的なもの」と考えられていました。
しかし実際には、タマネギに含まれている、このプロスタグランディンのような物質が、直接的に血圧降下に関与していることがわかってきているのです。
いずれにしてもタマネギは、現在、世界中でその薬効が確認されています。血糖値やコレステロール値、血圧が気になる人はもちろんのこと、健康な人でも1食当たりでタマネギを約4四分の1、50g程度摂るのを目安として積極的に摂取したいものです。

20分以上のウォーキングを週3回でコレステロールが下がる

「はや歩き」がコレステロールを下げる

ウォーキングを続けると、コレステロールや中性脂肪が減少し、心臓病、肥満、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病 の予防になることが確認されています。
ウォーキングといっても、いろいろなべースの歩き方がありますが、最大酸素摂取量 の半分 の量を消費する運動強度で歩くのがいいこともわかっています。半分程度の運動強度は年齢や体力レベルによって違ってきますが、具体的には、40歳以上では、運動した直後の脈拍が1分間で100~115になるようなペースが最適です。

10分も歩けばじわっと汗ばむ程度のペースです。この「はや歩き」こそ、脂肪の燃焼効率がとてもいい歩き方なです。
歩くことが動脈をやわらかくし、高血圧や心筋梗塞などの予防になることがわかったのです。
。総コレステロールも顕著に下がったケースもありました。当然、体脂肪も減少しています。

1週間に3回以上歩く

ウォーキングがこれほどまでに効果を発揮したのはどんな理由からでしょうか?最大酸素摂取量の半分の強度の運動は、体脂肪を最も効率よく燃やしてくれるからです。
体に蓄えられていた脂肪がよく燃え、血液中のコレステロールなどの改善にもつながったのだと考えられます。

片足立ちは、両目をつむったまま片足で何秒立っていられるかというバランス感覚のチェックですが、これもぐんと改善しました。これは、ウォーキングによって足腰の筋肉が鍛えられたためですが、こうした運動能力の改善によって転倒しにくい体づくりが可能であることもわかりました。
コレステロールを上げるためには、どんな歩き方をすればいいでしょうか?初めての人は、「二〇分以1 歩く」にこだわる必要はありません。歩く時間は最初、10分程度でけっこうです。それから徐々に時間を延ばします。コレステロールや中性脂肪の値の改善をめざすなら、最終的に少なくとも20分以上(できれば30~40分) は歩きましょう。回数は最低でも週に3回、可能な人は毎日でもけっこうです。

歩き方のポイントは次のとおりです。

  1. あごを引いて背筋を伸ばす。視線は数10メートル先の路上を見る
  2. 両腕はリラックスさせ、足の動きに合わせて前後に大きく振る
  3. 着地はかかとから。そして、つま先で勢いよくける
  4. 歩幅は身長の半分より、やや小さめを目安にする。

以上のポイントをつかんだら、今度は、脈拍を目安にして歩きます。脈拍は、次の式で求めることができます。
50% 強度の脈拍= (最高脈拍-安静脈拍) ×0.5+安静脈拍

最高脈拍は(220-年齢) で求め、安静脈拍は実測します。このペースは簡単に見つかります。
まず、5分歩いたら立ち止まり、10秒間脈拍を計ります。
次に、その脈拍数を6倍します。その数が目標の脈拍数より多ければスピードを落とし、少なければ上げるようにします。夏場のウォーキングで大事なことは、水分を十分摂ることです。出がけにコップ一杯の水を飲み、帰ったらまた一杯というふうに、こまめに水分を補給してください。
また、炎天下に歩くことは避けましょう。どうしても時間がとれなくて日差しのある日中に歩くときは、必ず帽子を着用してください。心臓病などで治療を受けている人は、主治医と相談してから歩き始めるようにします。