2 週間の 禁酒 が 脂肪値 を 半分 に するという情報です。普段からお酒を飲む人は2 週間の 禁酒 を取り入れるといいですね。
酒量を減らすことで危険因子が減少 2 週間の 禁酒
日本では、40代、50代の働きざかりの男性に、心筋梗塞や脳梗塞を起こす人が急増しています。発症年齢の低年齢化も深刻な問題になっています。日本人の3大死亡原因の2つを占めるこれらの病気の原因は、動脈硬化です。
この動脈硬化によって心臓の筋肉に血警供給する冠状動脈が詰まる病気が心筋梗塞、脳の血管が詰まって起こる病気が脳梗塞です。
動脈硬化は、血管の内壁にたまったコレステロールが原因で起こります。
高コレステロールになる重要な6つの原因を避ける習慣が大切です。
また、中性脂肪(体内の最もありふれたタイプの脂肪)については、まだ明らかにされていませんが、動脈硬化に関係があると考えられています。
エネルギー量を減らす工夫をすることも大切です。
内臓の周囲に脂肪がつく内臓脂肪の増加や、高血圧、軽い糖尿病がある人は、中性脂肪が動脈硬化を起こす可能性があります。ですから、血液中の中性脂防の数値を動脈硬化の指標と考えることができます。さて、コレステロールや中性脂肪と動脈硬化との関係、食生活や運動との関係を調べてみると、個人差が大きいことがわかります。
コレステロールや中性脂肪の数値が同じでも、動脈硬化がどんどん進む人と、それほど進まない人がいます。また、同じような食生活や運動をしていても、コレステロールや中性脂肪の程度には差が生じます。最近、明らかになったのは、食生活の乱れと運動不足に、アルコールの摂取が加わって、動脈硬化が進行する体質の人がいることです。
こうした体質の人は、40~50代の企業戦士に多く、適切な対策をとらないと、内臓脂肪の増加、高血圧、高脂血症、糖尿病が原因で動脈硬化がますます進行します。
そこにストレスや過労が加わって心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすのです。
こういう人に有効な対策が、飲酒の上手な飲み方を習得することです。コレステロールの数値が高いというと、コレステロールを多く含む食品の摂取を控えるようにと、従来は、さかんにいわれてきましたが、酒の摂取をへらすほうが有効です。
多くの患者さんの中には、酒の量をへらすだけで、動脈硬化の危険因子である内臓肥満、高血圧、高脂血症、軽い糖尿病がすべて改善される人がたくさんいます。実際、こういう説明をしてもなかなか減らしたり、やめられないのがお酒ですが、酒量が多い人は、お酒をやめることでまだまだ改善の余地があるということです。
ほとんどの人は
酒を控えることががなぜ有効なのでしょうか。コレステロールを例にとって簡単に説明しましょう。コレステロールは肝臓で合成されますが、中性脂肪を50%含んだ状態で全身に運ばれます。その過程で、中性脂肪は分解され、エネルギー源として消費されます。ところが、アルコールの摂取が多く、体質的にアルコールの影響を受けやすい素因があると、中性脂肪の分解がうまくいかず、血液中にだぶついてしまうのです。
ビール大瓶1本は245kcl、日本酒一合は、290kcl、ウィスキーシングル1杯は80kcal、と、アルコールは、基本的に高カロリーです。また、アルコールは胃液の分泌をさかんにするので、食欲が増し、食べすぎを招きます。飲み会などでは普段食べる量よりたくさん食べてしまうのはこれが原因です。
しめのラーメンというのは命を削っている行為なのです。
しめのラーメンがやめられないのは脳が影響しているとも言われています。
ちょっと話がそれてしまいましたがアルコールの後のラーメンはしっかり自分でコントロールして今日からやめるべきでしょう。ついでにお酒を飲む前にはプレーンの水を飲むことがとても大切です。これはドロドロの血液を防ぐためです。「ビールを口にする前に水を飲むなんて!」と思ったあなたは是非、ビールを飲む前に水を飲んでください。お願いします。
適量のアルコールは善玉コレステロールをふやしますが、飲みすぎは、動脈硬化の危険を増大させる元なのです。酒の適量は、他人と比較できません。
ある人には日本酒二合が適量であっても、別の人には一合が適量というようにさまざまなのです。
そこで、自分の適量を知る必要があります。
効果的なのは、とにかく2週間禁酒してもらいます。そして、2週間後にコレステロールや中性脂肪の数値を調べます。すると、ほとんどがよくなります。
中には、2週間の禁酒でコレステロールや中性脂肪の数値が正常になる人もいます。食事制限によるダイエットでは、筋肉がへり、体重が落ちますが、酒をへらした場合には、体重はさほど変わらないのに、ウェストが確実に細くなり、ベルトの穴がて2個も余るようになります。このことは、内臓脂肪の減少を意味します。
このように症状が改善してくると、はじめ疑心暗鬼だった患者さんも禁酒のメリットを理解するようになります。
そして、さらに2週間の禁酒をすると、ほとんどの患者さんはコレステロールや中性脂肪の数値が正常になります。
その後は、禁酒を続けなくてもけっこうです。一定期間の禁酒によって、体がアルコールに弱くなるので、少量の酒で、心地よい酔いを感じることができます。
毎日、晩酌をする人はこちらでアルコール依存症の自己診断を行ってみるといいでしょう。
惰性で酒を飲むのをやめ、少量の酒を楽しめるようになればよいのです。まず、病院に行って空腹の状態で採血してみましょう。
そして、コレステロールや中性脂肪、血糖値、血圧などの数値をチェックしてください。2週間禁酒をして、また採血してもらい、効果を確かめてはどうでしょうか。
この禁酒の間にさらに禁煙も同時に実行すればさらにいいでしょう。
まずは、今日「ノンアルコール飲料」を購入しましょう。そしてお酒を断ちましょう。時間が経過するとせっかくの決心がいつの間にか揺らいでしまうのが人間ですから。強い血管にするためには強い意志が必要です。
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