コレステロール値の調整

悪玉 コレステロール を減らし、善玉 は 減らさない オリーブオイル 効果

オリーブオイル 効果

悪玉 コレステロール を減らし、善玉 は 減らさない オリーブオイル 効果 についてです。

北欧より南欧の方が心臓病患者は少ない

今、医師や栄養士などの専門家たちの間でかなり注目を集めている植物油をご存じですか。それはオリーブオイルです。
最近のワインブームやイタリア料理のおかげで、消費量がいちだんと伸びている植物油です。南欧料理(地中海料理)には欠かせない素材です。

オリーブ油は、動脈硬化の予防・改善に極めて高い効果が確認されています。
糖尿病にも有効で糖尿病には、オリーブ油入りの野菜ミックスジュースが効果的であるとされています。

エキストラヴァージンオリーブオイル ベスト5 ランキング | 免疫力アップのためのオリーブオイル

事実、料理にたっぶりとオリーブオイルを使う南欧の人たちは、動物性脂肪をたっぷり使い動脈硬化が原因で起こる心臓病が少ない、という調査結果があります。

動物性脂肪は、肉の脂身やラード、バターやチーズなどの乳製品に多く、常温では固まる性質があります。
これは「飽和脂肪酸」をかなり多く含んでいるからです。飽和脂肪酸は、総コレステロール値(善玉コレステロールと悪玉コレステロールを合わせた数値)と中性脂肪(体内の皮下脂肪などの最もありふれたタイプの脂肪) の値を上昇させる働きをします。
摂りすぎると、悪い方に作用してしまいます。
現代人は、こうした体にあまりよくない油をたくさんn摂取している傾向ですので注意が必要です。

一方、オリーブオイル などの植物性油脂は、常温では液体になる性質がある「不飽和脂肪酸」を多く含んでいます。この不飽和脂肪酸が、総コレステロール値を下げて、中性脂肪をふやさない働きをするのです。
ただし、植物性油脂でも飽和脂肪酸が多く含まれているものがあります。お菓子やアイスクリームに使われているヤシ油とパーム油です。
これらはコレステロールをふやす強い力があります。ですから、コレステロールが気になる人は、植物性油脂のアイスクリームだからといって食べるのはおすすめできません。

悪玉コレステロールはへらすが善玉コレステロールは減らさない

ヤシ油とパーム油は例外ですが、ほとんどの植物性油脂の成分は、不飽和脂肪酸である「リノール酸」と「オレイン酸」とで80%以上を占めています。ところが、似たように思われるこの二つの不飽和脂肪酸には、大きな違いがあるのです。

植物性油脂に多い不飽和脂肪酸は、「オレイン酸」と「リノール酸」に分けられますが、この表はその割合を示したものです。表を見ると、オリーブ油はオレイン酸が極端に多く、リノール酸は少ないことがわかります。
一方、紅花油はリノール酸のほうが極端に多くて、オレイン酸が少なくなっています。オレイン酸とリノール酸は、どちらも悪玉コレステロール(動脈硬化を進行させる) をへらす作用が強力です。
しかし、リノール酸は多く摂りすぎると、善玉コレステロール(動脈硬化を抑制する) をもへらしてしまう弊害が起こるのです。
一方、オレイン酸は、多く摂りすぎても善玉コレステロールをへらすことがありません。最近の報告によれば、むしろ善玉コレステロールをふやす傾向にあるということがいわれています。
したがって、悪玉コレステロールをへらし、善玉コレステロールはへらさずに総コレステロール値を下げるには、できるだけオレイン酸の割合が高い油がよいわけです。

その点、オリーブ油は、オレイン酸が70%以上も含まれていますので、動脈硬化の予防・改善には最適な植物油であるといえます。
サラダなどには生でかけて食べればより効果的です。

1 : 1.5 の比率で摂取するのが ベター

オレイン酸の豊富なオリーブオイルがいくらよいといっても、必要以上に大量に摂ることはお勧めできません。
何事もそうですが、バランスが大切です。
どの料理にもオリーブオイルをふんだんに使えば、肥満になり逆効果になります。ほどほどに、1日1~2品目に使う程度でよいと思います。リノール酸は分を悪く説明しましたが、これは必須脂肪酸といって、人間の体を維持するにはなくてはならないものです。

しかも、体の中で作ることができず、必ず食品から摂らなければならないものです。また、肉や乳製品に多い飽和脂肪酸も一定量は必要なものです。ですから、バランスよく、すべての脂肪酸を摂るのがよいでしょう。
それには、飽和脂肪酸を1とした場合、リノール酸も1、オレイン酸は1.5 という比率で摂ることを目安としてください。

コレステロール値の調整

大豆 成分 が コレステロール 値を 下げる

大豆 成分 が コレステロール 値を 下げる

大豆 成分 が コレステロール 値を 下げる 効能 効果 についてです。コレステロール値が高めで不安がある人は、大豆を1日にどれくらい食べたらいいのでしょう。大豆はあくまでも食品ですから、大豆ばかりを食べるのはよくありません。日常の食事の中で、ごく自然に食べていればそれで十分です。

女性ホルモン様

最近、日本食こそ健康食、長寿食であると世界的に注目されていますが、その代表的な食品の一つが 大豆 です。
その大豆に、ココレステロール値が上昇しないようにする作用があることがわかってきました。
これは、大豆には、女性ホルモンによく似た「イソフラボン」という物質が含まれているためです。

では、女性ホルモンによく似たイソフラボンが、なぜコレステロール値を安定させるのかです。
口から入り腸から吸収された栄養は、必ず一度肝臓に入り、それから血液中に入って体のすみずみにまで行き渡り、そこで使われるしくみになっています。

肝臓に蓄えられていた中性脂肪(体内の最もありふれたタイプの脂肪) もまた、血液の中を流れて、体のすみずみでエネルギーとして使われます。

ただし、中性脂肪は、栄養が不足している体の組織にとってはなくてはならないものなのですが、すでに体の組織に十分な栄養が行き届いていれば、不用品です。

それどころか、体の組織に取り込まれず血液中に余った中性脂肪は、「厄介者」の悪玉コレステロールとなってしまいます。そして、この悪玉コレステロールが、動脈硬化などの原因となるのです。

そこで、普通、血液中に余った中性脂肪は、すみやかに再び肝臓に吸収されます。そして、その際に不可欠なのが、女性ホルモンなのです。男性と女性の心筋梗塞になりやすい比率は6対1ですが、これは女性には女性ホルモンが豊富だからなのです。

ですから、女性も閉経後は、女性ホルモンが減少するにつれて、動脈硬化症となる割合が増加します。大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをするので、コレステロール値の安定に役立つのです。

その効果は女性ホルモンには及ばないのですが、実験用のネズミにイソフラボンを使った実験では、コレステロール値が下がったという報告があります。

自然界には大豆に含まれるイソフラボンのほかにも、高麗人参などにも、女性ホルモンと似た働きをする物質が存在することが知られています。しかし、日常的な食品では大豆だけに含まれるのがイソフラボンなのです。

熱にも強くどんな料理法も大丈夫

では、コレステロール値が高めで不安がある人は、大豆を1日にどれくらい食べたらいいのでしょう。

大豆はあくまでも食品ですから、大豆ばかりを食べるのはよくありません。日常の食事の中で、ごく自然に食べていればそれで十分です。あえていうなら、大豆に含まれるイソフラボンは体内での利用と排出が速く、食べてから7~8時間で体外に流れてしまいますから、毎日毎食、みそ・豆腐・納豆・煮豆など、さまざまな形で大豆食品を食べるといいでしょう。

鬼打ち豆 などは大豆そのものですから、酒のつまみにも最適です。また、イソフラボンは熱に強く、食べ合わせで効力が増減するといったこともないので、どんな調理法でもかまいません。若い世代の大豆食品の摂取量は、年々、減少の傾向にありますが、毎日の食卓にぜひ取り入れてほしいものです。

コレステロール値の調整

他に 大豆イソフラボン の 効能として更年期障害の予防・改善もあります。

大豆関連:

牛乳 コレステロールを下げる

牛乳 コレステロール

牛乳 コレステロールを下げる 作用があります。大人になってから牛乳を敬遠する人も多いかもしれませんが牛乳は非常に栄養効果の高い食品です。

マサイ族には心臓病がほとんどいない 牛乳 のおかげ

牛乳を飲むとコレステロール値が高くなるから飲まない、というのを時々聞きますがが、これは誤った考えです。

牛乳 1 本 (  200 cc ) の中には大さじ 1 杯分の動物性脂肪が入っています。この動物性脂肪に多く含まれている飽和脂肪酸という脂肪成分がコレステロール値を上げる、と欧米でいわれたのが、牛乳を飲むとコレステロール値が上がるという誤解が生まれたきっかけでした。

しかし、当時はしっかりしたデータに基づいて牛乳とコレステロールの関係が研究されたわけではありません。
単なる推測にすぎなかったのです。そして、この推測は日本にも入ってきましたから、まことしやかに伝えられてしまったのです。

では、実際のところはどうかといえば、牛乳を飲んでもコレステロール値は上がらないのです。むしろ下がるという報告があるくらいなのです。その注目すべき報告は、東アフリカのマサイ族の食生活を調べてわかりました。

マサイ族はヒツジやヤギの肉、トウモロコシのお粥、野生の果実のほかに 4 ~ 5 L 牛乳を飲んでいます。

ところが、総コレステロール値は低く、虚血製臓病(心臓に栄養を送る太い動脈が狭まったり詰まったりして起こる病気) にかかる人はほとんど見当たらなかったのです。

また、同様の報告はアメリカにもあります。1 日 2 L の 牛乳を 2 週間飲み続けたところ、総コレステロール値が平均で 20 ~ 30mg / dl だ下がったことが示されています。

日本国内でも馬県内の人たちを対象に、牛乳を飲んだらコレステロール値がどう変化するかを調べたことがあります。
その結果、牛乳を飲むと、低コレステロール血症( コレステロールが少なすぎる状態)の40~60代の男性では、牛乳の摂取量とコレステロール値との間に関連性は見られませんでした。

牛乳でお腹を壊してしまう体質なら タカナシ 低温殺菌牛乳 なら 乳糖不耐症 でも大丈夫です。

食物絶維の摂取が大切

牛乳を飲んでコレステロール値が下がったというマサイ族やアメリカ人の例が日本人にも当てはまるかどうかはわかりませんが、同じような効果が得られる可能性はあります。
ただし、私は、牛乳だけでコレステロール値を下げようとするのは少し無理があるかもしれません。
なぜならば、日本人の場合、コレステロール値が高いのは、食物繊維の不足が原因になっていることが多いからです。コレステロール値を下げるのが目的なら、食物繊維を多めに摂ることを、お勧めしたいのです。
食物繊維には、水に溶ける水溶性のものと水に溶けない不溶性のものがあります。水溶性の食物繊維にはインゲン豆・ソラ豆・ニンジン、果物類に含まれるペクチン、コンニャクイモに含まれるマンナン、海藻に含まれるアルギン酸などがあります。これらの食物繊維は、糖の吸収をおさえて肝臓での中性脂肪(人間の体内では最もありふれたタイプの脂肪) の合成を低下させる働きがあります。
アルギン酸にはコレステロールを体外に排出する作用、マンナンやペクチンにはコレステロールの腸からの吸収をおさえる働きがあります。
一方、水に溶けない不溶性の食物繊維には、野菜や果物などに含まれるセルロースやゴボウに含まれるイヌリンなどがあります。
これらの食物繊維は、コレステロールそのものや、コレステロールから作られる胆汁酸を結合・吸着して体外に排泄する働きがあります。

ですから、これらの食物繊維をたくさん摂ると、コレステロール値が下がるのです。コレステロール値は、高くても低くてもよくありません。

高ければ動脈硬化の原因になりますが、コレステロールは血管や臓器の細胞膜の材料でもあるので、低すぎると血管がもろくなるなど、さまざまな障害が出てきます。ですから、コレステロール値の高い人は下げ、低い人は上げて正常値に保つことが大切なのです。

食物繊維をしっかり摂取した上で、ウォーキング(歩くこと) や水泳を行うと、さらに効果が期待できます。牛乳は、カルシウムの供給源として優れた食品ですので、大いに飲むべきでしょう。

1日に最低600mgのカルシウムを摂取しなければなりません。この数字は外国人の摂取量に比べてかなり低い数値ですが、それさえ満たせていないのが現実です。そこで、コップ1杯になる200ccの量でのカルシウム200mgが含まれ、腸からの吸収率が抜群にいい牛乳の摂取をお勧めするのです。最低でも1日1杯を飲むように習慣づけるといいでしょう。
中には
1杯飲むのがやっと、という人もいるでしょう。そんな人は、牛乳を料理に使ってみてください。たとえば、シチューとかグラタンなどを食べる機会を多くします。そうすると牛乳の摂取量が自然と多くなります。アメリカ人はかなりの牛乳を消費しますが、牛乳を飲むだけでなく、料理にもさかんに使っているのです。

食物繊維摂取が基本ですが、難しい人は、イサゴール などを活用するのひとつの方法です。イサゴールはコレステロールも下げます。

コレステロール値の調整