ビタミンCがコレステロールを下げる

ノーベル賞科学者が心血注いだビタミンC

ノーベル化学賞、ノーベル平和賞などを受賞したアメリカのライナス・ポーリング博士は、アインシュタインなどと並ぷ今世紀最大の科学者の一人です。
彼が最も熱心に研究していたものにビタミンC があります。特に、『ビタミンC とカゼ』『ビタミンC 健康法』という著書などは、世界中で翻訳されて、ビタミンC の重要性をアピールしました。多くの人がビタミンCの作用や効能につては詳しくなくてもある程度は聞いたことがあるはずです。

数あるビタミンC の有効性の中でも、コレステロール〜との関係については次のとおりです。正常な人の血液には、1dl中に 120~130mgのコレステロールが含まれています。これ以上のコレステロー〜が含まれていると、動脈硬化が進行して、心臓病、脳卒中などの血管の病気をひき起こしやすくなります。
しかし、コレステロール自体が悪いわけではありません。コレステロールには、善玉(HDL コレステロール) と悪玉(LDLコレステロール)があります。人間の体には、どちらも必要不可欠なもので、妄一定のバランスがとれていれば、間違いなく健康でいられるわけです。ただし、善玉は多いほうがよいのですが、璽悪玉が多くなったときには、動脈硬化が起こりやすくなるのです。

悪玉を減らし善玉を増やす

血液中の総コレステロール値(善玉と悪玉を会わせて数値)が250mg/dl以上の人にビタミンCを長期間摂取してもらい、血液中の悪玉コレステロール値の変動をみた実験があります。
ビタミンC量とは、1日に摂取した量ですが、明らかに摂取量が多いほど悪玉コレステロール値はよく下がります。
ところが、悪玉コレステロール値が正常範囲の人は、いくらビタミンCを摂取しても、その値はほとんど変わりません。
つまり、ビタミンC は、悪玉コレステロールを消滅させるわけではなく、正常範囲に戻す働きがあるのです。
次に、ビタミンC を長期間摂取したら、善玉コレステロールが増加したという実験結果についてです。
なぜこうなるのかということは今のところ不明ですが、明らかに善玉コレステロールはふえています。
ビタミンC を長期間摂取すると、中性脂肪(体内の最もありふれたタイプの脂肪) の値が下がることもわかりました。
悪玉コレステロール値が高い人は、中性脂肪値も高いことが多く、両者は密接な関係があります。以上のことをまとめますと、ビタミンC は、

  1. 悪玉コレステロールを減らす
  2. 多いはうがよい善玉コレステロールはむしろふやす
  3. 中性脂肪はへらす

ということがいえます。その結果、動脈硬化の進行は抑制できます。さらに、血栓(血の塊) ができるのを防ぐ働きもあります。つまり、ビタミンC は、強くてしなやかな血管を作り、それを維持するのです。

1日1~3gを食後すぐに飲む

しかもここで強調したいのは、これらの実験結果は、動物実験を対象にしたものではなく、すべて人間を対象にしたものだということです。
実験に使ったビタミンC は、化学合成された錠剤ではありますが、野菜や果物に含まれているものと同質のもので、安全性が確かめられているからできることなのです。
しかし、肝心なことは、1日や2日飲んだだけでは効果がありません。実際に行った実験の数値は、すべて数週間から数ヶ月錠剤で飲み続けています。
コレステロール値は常に正常範囲です。そして、一度もカゼをひいたことがありません。飲み方は、朝・昼・晩の食事の直後に1gずつ飲むやり方です。
これは、食事のすぐ後に摂ると、吸収量がいちばん多いからです。健康診断で、悪玉コレステロールが高く、善玉コレステロー〜が低い、中性脂肪が高いと診断されたかたは、1日に1~3gほどのビタミンC の錠剤を飲むことをお勧めします。
毎日欠かさずに摂取すれば、個人差はありますが、徐々に効果が現れてきます。ですから、あせらずに数週間から数ヶ月飲み続けてください。
ビタミンC を野菜や果物などから摂ることは基本ですが、せいぜい100~150mgしか摂雫きないのが現状です。積極的に錠剤で補うようにしてください。

ビタミンCの働きと作用についてはこちらのサイトに詳細に書かれています。

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