マグネシウムたっぷりの食事で糖尿病になるリスクが半分に

マグネシウムたっぷりの食事で糖尿病になるリスクが半分に

マグネシウムたっぷりの食事で糖尿病になるリスクが半分に なります。糖が分解・処理される過程で、マグネシウムが非常に重要な役割を担っているからです。摂取されたブドウ糖は、分解されてATP(アデノシン三リン酸)という物質が産生されます。

このATPがさらにADT (アデノシンニリン酸) に変わるさいに発生するエネルギーが、細胞活動に使われるのです。

ドロドロになる糖の血液が血管を傷つけてしまう マグネシウムたっぷりの食事で糖尿病になるリスクが半分に

糖尿病は血管の病気です。そう言うと、首を傾げる人がいるかもしれません。確かに、糖尿病は血糖、つまり血液中のブドウ糖が増え過ぎたことから体調にいろいろな不具合が起こる病気ですから、血液の病気とも言えるでしょう。

しかし、単に血糖値が高い状態だけなら、それほど問題ありません。糖尿病が本当に怖いのは、その先。高血糖でドロドロになった血液がゆつくり、そして確実に血管を傷つけていくことにあります。

そして、そこに待ち受けているのは、細くて小さな血管を侵す細小血管障害と、大血管障害。どちらも命に問わる深刻な血管の病気なのです。

細小血管障害は、糖尿病特有のものと言えます。特に、視力が侵される糖尿病網膜症、下肢の末梢循環が低下する糖尿病壊痕、腎臓の機能が低下する糖尿病腎症。糖尿病の3大合併症と呼ばれ、改善が困難な病気となっているこれらの病気は、いずれも柵小血管障害です。また、大血管障害は、いわゆる動脈硬化で、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞など重大疾患のリスクを高めます。

糖尿病の合併症
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こうしてみると、糖尿病が血管の病気であること、それも放置しておくと生命にかかわる危険な病気であることがおわかりいただけると思います。

糖尿病増加の背景にマグネシウム摂取の減少

糖尿病の予防・改善といえば摂取カロリーの調整や適度な運動が知られていますが、これに加え、ぜひお勧めしたいのが「マグネシウムを積極的に摂取すること」です。その理由は、糖尿病は「太っている人がかかる病気」というイメージが強くあります。

確かに、肥満は糖尿病の大敵であり、内臓肥満が糖尿病の発症に深く問与していることは問違いありません。ただ、糖尿病には、それだけでは説明できない側面もあります。それは、「太っていなくても糖尿病になる人が多い」という事実です。この傾向は、特に日本人に多く見られます。では、

肥満以外にも原因があるとすれば、それは何か。日本人の糖尿病有病率の増加は、戦後「和から洋へ」という食生活の激変によるエネルギー摂取の過多=肥満が最大の要因と考えられていました。

しかし、1964~1973年ごろまでは、エネルギーの摂取量は一時的に2200kcal後まで増加しましたが、以後年々減少(2012年は1874kcal)しています。それでも、糖尿病の有病率は増加しています。そこで、食生活が変化した中身を詳細に検証しました。

その結果、和の食材の中でも、とりわけ穀物の摂取量の減少と糖尿病の増加との相関関係が見事に一敦している事実を突き止めたのです。であるならば、穀物に含まれているなんらかの栄養素。その減少が糖尿病増加の鍵を握っていると考えられるわけです。穀物には、多彩な栄養素が含まれていますが、中でも私が注目したのがマグネシウムです。

インスリンの分泌量を増やし働きもよくなる

理由はエネルギー産生、つまり糖が分解・処理される過程で、マグネシウムが非常に重要な役割を担っているからです。摂取されたブドウ糖は、分解されてATP(アデノシン三リン酸)という物質が産生されます。

このATPがさらにADT (アデノシンニリン酸) に変わるさいに発生するエネルギーが、細胞活動に使われるのです。

実は、マグネシウムには、ブドウ糖からATPを合成するのに必要な10種類以上の酵素を活性化する働きがあるのです。さらに、多くの学者による研究で、マグネシウムはインスリンの分泌量を増やし、働きをよくするという面からも糖尿病に有効であることが明らかになってきました。

例えば、九州大学大学院医学部・久山町研究室が地域住民 1999 人を 21 年間にわたって追跡調査した大規模な臨床疫学研究では、「マグネシウムの摂取量が増えると、2型糖尿病の発症リスクが37%低下する」という結果が出ています。

また、米ノースカロライナ大学医学部や東京慈恵会医科大学など7大学の研究者が共同で行った研究では、マグネシウムの摂取量が多い人は、少ない人に比べて糖尿病発症率が47%低いと報告しています。

食事管理も運動もがんばって努力しているのに、それでもなかなか血糖値が下がらないという人は、マグネシウム不足が原因かもしれません。

マグネフォース 濃縮されたミネラル液でマグネシウムを摂取するでも紹介されていますが、マグネシウムは便秘改善にも非常に効果的です。頑固な便秘改善にも役立ちます。血糖値が高め、糖尿病で血糖コントロールに難儀しているのならすぐにはじめるといいでしょう。

強い血管をつくる

大学病院の 抗加齢ドッグ でも推奨されているベスト 3 はニンニク 青魚 赤ワインの 3 つ

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私も実践したら効果を再確認 10 kg の減量に成功

シミやシワが多く、見た目の年齢が老けている人ほど、血管年齢も高いことが、大学の研究でわかりました。

そして、見た目の年齢とともに、血管年齢も若返らせる方法は エンドセリン1 と AGE を減らし、内臓脂肪をためないことです。

これらは、シミを増やし動脈硬化を進める共通の原因です。改善策として、最も身近で手軽、さらに効果的な方法は、食事のしかたです。

まず、「3角食べ」をしている人は、今日から野菜を先に食べ、続いて肉や魚、大豆などのたんばく質、最後にごはんやパンなどの炭水化物を食べるようにしましょう。

これにより、血糖値の急激な上昇を抑え、血管への負担を減らせます。ちなみに、私はこの方法で食べるようにしてから、運動療法も合わせて体重が10kg減りました。

また、内臓脂肪をためないためには、もちろん腹八分目に。食べ過ぎは禁物です。揚げ物や妙め物など、高温で急速に料理をすると AGE が増えてしまいます。できるだけ、煮る、焼くといった調理法をするとよいでしょう。

AGEの排除 純炭粉末 きよら

アンチエイジングに有効な食品

お勧めしている食べ物はまず、イワシなどの青魚です。青魚には、動脈硬化を予防するとされる不飽和脂肪酸のEPAが豊富です。

EPA は処方薬にもなっていて、これを服用した40代の女性は血管年齢が20歳も若返り、シミも小さくなりました。苦手だった青魚を食べるように心がけ、1年後に顔のシミの面積が小さくなり、見た目年齢が7歳若返ったという、60代の例もあります。

次に ニンニク です。体によいとされる食品の情報は多くありますが、医学的な根拠があるものだけをすすめています。

 

ニンニクについては、継続的な摂取により、血管の弾力性が増したというデータが1997年に発表されています。スパゲッティやチャーハンにニンニクを入れるとおいしさが格段にあがります。
50代の男性の患者さんは、ニンニク入りスパゲッティをよく食べるようにしたところ、1年ほどでカサカサだった肌にハリが出て、血圧も安定してきました。自炊などが難しい場合は、サプリなどを利用するといいでしょう。

また、お酒を楽しむのであれば赤ワインです。赤ワインには、レスベラトロールという、酸化を防止する物質であるポリフェノールが含まれています。

レスベラトロールのヒトにおける実験で、動脈硬化を防ぐことや、脳の血流量を増やすことで認知症を予防する可能性のあることが報告されています。1杯日はビールでも、2杯目からは赤ワインを飲むように習慣化できるといいでしょう。できそうなものを少しずつ取り入れ、若々しい血管と見た目を手に入れましょう。

若返り成分

動脈硬化 はかなり進んでも自覚症状はないが 首の動脈 エコー検査 即わかる

動脈硬化 はかなり進んでも自覚症状はないが 首の動脈 エコー検査 即わかる のでエコー検査も忘れずに行いましょう。エコー検査は痛みのない検査でベッドに寝転んでいるだけです。

動脈硬化の早期発見こそ血管障害を防ぐ秘訣 エコー検査

循環器の救急外来では連日のように、心筋梗塞や狭心症といった血管障害を発症した方が絶えず救急搬送されてきます。緊急を要する手術や治療に日々追われながら考えていたのは、「こうなる前に、防ぐことができたら」ということでした。

そこで、治療だけにとどまらず、病気になりにくい体、病気と闘える体を作るための、血管のアンチエイジングの指導や、動脈硬化の早期発見のための病院も治療をする病院と同じくらい重要だと気づかされました。

特に力を入れているのが、動脈硬化の早期発見です。血管障害の大きな原因は動脈硬化ですが、これは急に起こるものではありません。

昨日はなんでもなかった人が、翌日血管を見たらできていた、というものではないのです。動脈硬化は長い期間にわたって徐々に進行しますから、大事に至る前に進行を食い止めることが可能です。そのために当院では、動脈硬けいどうみやく化の疑いがある人には「頚動脈エコー」を実施しています。

この検査では、頚動脈の硬さや厚み、狭窄の程度を画像で確認して、動脈硬化の進行の度合いを判断することができます。頚動脈は、首の横にある太い血管です。首の左右に1本ずつあり、この血管を通して脳に大量の血液が流れていきます。

頚動脈は非常に太い、うえ比較的体の外側に位置しています。そのため、エコー検査で簡単に状態を確認しやすいというメリットがあります。
頚動脈エコー検査では、左右の血管の状態を15分程度かけて見ます。痛みもなく、横になつているだけなので、体に負担はかかりません。

頸動脈を見ることで全身の様子が見える

ここで、動脈硬化につい、て少し説明します。血管は、「内膜」「中膜」「外膜」の3つの層からできています。血管の内側にあり、血液と接しているのが内膜で、その表面は「内皮細胞」というフィルターのような層で覆われています。

内皮細胞には、血液が固まるのを防いだり、血管を拡張させたりする働きがあります。高血圧や糖尿病などで内皮細胞が刺激されて傷つくと、その部分に、コレステロールや脂肪がお粥のような軟らかい沈着物となつてたまり、「プラーク」と呼ばれるコプのような塊をつくります。

その結果、内膜はどんどん厚くなります。プラークがある血管は硬く、内膿も狭いので、血流は悪くなり、血管が少し収縮しただけでも血流が途絶えます。この状態が動脈硬化です。また、プラークは破れやすく、破れるとそこに血の塊(血栓)ができます。それが血流に乗り、心臓の血管を詰まらせれば心筋梗塞を、脳の血管を詰まらせれば脳梗塞を起こします。

動脈硬化を起こしやすい部位はいくつかありますが、その代表的な部位が頚動脈なのです。そして、頚動脈の血流速度や血流の状態は、全身の血流の状態を反映しています。さらに、頚動脈の動脈硬化が強いほど、その他の部位の動脈硬化も進行していると考えられます。これらのことから、頚動脈エコー検査で全身の動脈硬化の有無を判定できると考えられるのです。

20代から始まっていても自覚症状はほとんどない

自覚症状がほとんどない動脈硬化の危険因子には、糖尿病や高血圧、高脂血症、喫煙、肥満などが挙げられますが、加齢も大きな原因の1つです。

実は、内皮細胞への脂肪の沈着は、20歳代ころからすでに始まり、じわじわと進んでいます。ところが、50歳を過ぎて血管がだいぶ硬くなってきても、自覚症状はほとんどありません。内皮細胞が破れて、血栓で血管が詰まったときに急性心筋梗塞や脳梗塞などを起こし、そこで初めて症状が現れるのです。

危険因子を持っている場合は、動脈硬化の進行はもっと早くなります。危険因子を持っている人はもちろんのこと、自覚症状がない人も、50歳を過ぎたら動脈硬化の検査を定期的に受けることをお勧めします。

丈夫な体は健康な血管からつくられる